クリーク・アンド・リバー社主催のワークショップに参加しました。
→http://www.creativevillage.ne.jp/9613
講師:西澤 匠氏(SCRAP社プロデューサー)
WebサービスのUXとリアル脱出ゲームの体験てすごく共通点あるなぁ、とずっと思っていて、まさにそれを具体化してくれたような内容でした。
■ワークショップの流れ
1、チーム組みをする。
2、ルール説明。何も知らされず検証ルームに通される被験者に、課題となる「ある行動」をとらせるのが目的。
- 「ある行動(例:ジャンプさせろ)」を直接的な言葉で指示してはならない
- 課題はランダムでそれぞれNGワード(表現)が決められている
- 課題は簡単なものと難しいものがあり、最後の課題はハードルが高い(例:このアイテムをSNSで拡散させろ)。小さい課題は増やしてもよい。
- 課題は順番通りにクリアしなければならない
- 決められたアイテムや道具を使う
- 検証時間3分。考察時間20分。検証回数は3回。
- 別室のモニタールームで被験者の行動をチェック
- 課題ごとにポイントがあり、クリアしたものの合計点を競うチーム戦
3、課題となる「ある行動」をランダムに選び、それを実現させるためのストーリーと仕掛けを作る。
(「謎」であったり「指示」であったり)
4、検証ルームにセッティングする。
5、被験者に入ってもらい、こちらの設定どおりの行動をするかを別室でモニタリングする。
(ここがとてもドキドキワクワクするポイントです!)
6、それをみて改善点を出し、さらにブラッシュアップする。
課題成功ごとのにポイントがつき、高得点を狙います。
我がチームは仕掛けの一部が評価され、講師からの特別賞をいただきました!
常に意見と笑いが飛び交っていて、ワークショップの形態としても満足度が高い内容でした。
WEBやアプリの向こうには、必ずリアルな人間がいることを忘れないようにしたいですね。
最近、WEBのUIデザインの概念と謎解きのデザインルールの近似性のようなものをとても感じることが多いです。
「ユーザーがストレス無く次にやるべきことをやれるデザイン」を目指すという共通点があるからではないかと。
この視点での考察を深めるようなワークショップがあると面白いかな、と思ってます。